私は高校生の時に1年間交換留学をしていました。
行先はヴィクトリア。
(後年、さんまさんの娘 IMALUさんが同じ学校に留学していたことを知りました。
とても住みよくて、綺麗な街でしたよ。)
週末はホスト家からバスに乗ってダウンタウンへ買い物によく行きました。
ダウンタウンのはずれに、ヴァリュービレッジというお店があって、よく活用していました。
今日はこのお店のことについて書きたいと思います。
お店の仕組みは、
①家でいらなくなったものをすべて無料で引き取ってもらいます。
(破れたり壊れたりしていないものに限る)
②お店の人が値段をつけて売ります。
③お客さんが買います。 以上
とってもシンプル!
これってできないかなぁって10年ほど前に会社に提案したことがあります。
子どもが出来てから、市に「こどものおもちゃや服のいらなくなったものをリサイクル・リユースできるとうれしい」と、提案を投書したことがあります。
ヴァリュービレッジは、
とても大きな体育館2つ分くらいの広さがあって、
お値段もすごく安い!
私の住んでいた街では、週末になるとガレージセール(家の前のガレージにガラクタを並べて、道行く人に買ってもらう)をやっていたり、
レモンスカッシュを売ってボランティアしたり、
というのを見かけました。
日本でも、いらなくなった子供服やおもちゃはあげあうこともありますが、だんだん大きくなるとともにしなくなって、
まだきれいだけど・・・と思いながら捨ててしまう場合が多い気がします。
フリマに出すほどの量はないし、大変そうと思う事もあるでしょう。
家の前でガレージセールとか、地域で企画しても楽しいと思いますがなかなか見かけません(^^)
でも、ヴァリュービレッジさえあれば、
着ないけれど捨てるのはもったいない服、
まだ使えるけどもう使わなくなったソリやスキーグッズ、、
場所をとっているスーツケースやベビーカー、
照明具やロッキングチェアやマッサージチェアまで、
なんでも引き取ってくれて、売ってくれる。
しかも格安!!
私は6ドル(当時カナダドルは80円前後でした)で買ったとは思えない、ライトグレーのロングコートや、ナイキのウインドブレーカー、1ドルのバッグやTシャツを愛用していました(^^)
スニーカーやおもちゃ、1ドル以下で買えるものも割とありました。
当時、あんまりブランドものだからと値段が高くつけられているイメージではなかったので、ブランド物のドレスなど掘り出し物もありました(^^)ウェディングドレスなんかも♪
これは22年も前の話なので、今は何か変わっているかもしれません。
インターネットで買い取り出来たり、注文発送出来ないと今の時代はやっていけないかな?現にネットを活用したビジネスは増えていますよね。
インターネットはとても便利で、インターネット市場のほうが今や活気があります。
でも、「ここでしか食べられないもの」を、朝早くから買いに行ったり、
「このイベント行きたい!」って、何日も前から楽しみにしたり、体調を崩さないように気を付けたり。
不効率だと思われますが、
まだまだ人は人と関わることや、目の前にある行事にわくわくドキドキしたり、お得感を感じるんじゃないかなと思います。
もったいない気持ちがあるという事は、まだ使えるってことですよね。
お金に変えられなくても、捨てるのはもったいない。
だれか必要な人がいるんじゃないかって頭をよぎるってことですもんね。
ヴァリュービレッジがあれば、
可燃ごみや粗大ごみも減るし、個人がネットにあげて注文を待つ手間も減ります。
家の中もすぐに片付くし!
この間、ごみの日に、シルバニアファミリーの家が2つ捨てられていました。
アンパンマンのジャングル付き滑り台が捨てられていました。
もう遊ばなくなったんだと思います。
家に置いておく場所もない。
欲しがる人を見つけてあげられなかったら、捨てるしかありませんもんね。わかります。
でも、もったいない~!って私は思いました。
いつでも引き取ってくれるところがあれば、もしかしたら捨てられずに、誰かのお家でまた遊んでもらえたかもしれません。
断捨離は流行っているんだから、リユースももっと流行ればいいな。
そして、できれば定期的に、ユニクロが行っている活動のように、
難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服(や、かばんやおもちゃ)を必要としている人たちに届けて欲しいと思います。
※リサイクルやフリマ、古着に対して嫌な思いがある方がいるのは承知しています。
においが嫌、他人の着ていたものを使うなんて嫌、と言って、
当時ヴァリュービレッジを否定する子もいましたし、
フリマを毛嫌いしたり、メルカリを否定的な人がいることも知っています。
私の感覚では人口の半分から3分の1程度いるかな?!
でも残りの半分の人は、リサイクルやリユース、もったいない運動やイベントに肯定的です。
お得感を感じられるし、気持ちも豊かになります。
実は、和歌山県橋本市では、ここ数年定期的にリサイクル・リユースが行われています。
使わない陶器の食器や鉢植え・ガラス製の食器や花瓶・おもちゃ・本・かばんを市民から集めて、そのまま欲しい人は持って帰るという仕組みです。
欠けた陶器やガラスはその場で割って行き、道路の舗装用材料に生まれ変わります。
誰にももらわれなかったモノも、どんどん道路の材料になっていきます。
また、図書館の新書入れ替えの時期に、数年前の雑誌や紙芝居、一部の本や図鑑を無料でリサイクルしてくれます。
このような取り組みがある町に住めて、とっても誇らしいです。
でもどこかで、いつでもリサイクルできる場所が実現できたらいいな。
というお話でした。
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ごみ減量の取り組みについて – 主婦ハニーのなりたい自分に進化するチャレンジ Aim for higher goals! · 2018年12月25日 8:01 AM
[…] value villageって知ってる?リサイクル・リユース・リデュースを考えよう […]