
まっくろくろすけ1988年
今、娘は「となりのトトロ」に夢中です。
映画公開されたのは、1988年(昭和63年)です。
舞台は昭和30年代前半の日本。
私が小学校の時に見た映画は、親世代の子供時代の風景です。
私の子どもの頃、1980年台には、まだ昭和の香りが残っていました。
公共トイレはすべてが水洗ではなかったし、
(「ぼっとん」って、今の子に通じないだろうな)
黒電話だったし、
公衆電話はまだピンクだったし、
車も少ないし、
のんびりとしていました。
それからちょうど30年たった今。
娘がおばあちゃんの子ども時代の映画を観ています。
生まれた時からテレビ電話があって、
遠くにいるばあばと毎日タブレット越しに顔を見て話すことが当たり前で育った娘。
大きなビデオカメラで撮影して、部屋を暗くして上映会なんてしなくても、
スマホで撮った動画はその場で観れて、誰にでも送れる時代になったのに、
なのに、色あせない。
私たち姉弟が観ていた時とおんなじ!
「まっくろくろすけでておいで~♪」
と言い、
私が隣のおばあちゃんのしゃべり口調を真似すると、笑います(^^)
そして、メイちゃんは4歳の設定です。
今の娘と面影が重なります。
おねえちゃんのスカートにしがみつくところとか、
すぐ泣いちゃうツボとか、
言いたいこと言うところとか、
眠たい時のしぐさとか。
映画とかまんがって、本当にしっかり描写されているから驚きます。
生きていれば、メイちゃんはもう60歳を超えたおばあちゃんですから、
やっぱりばあばと娘は、実写版おばあちゃんと孫?!
なんかちょっと違うかもだけれど、
メイちゃんってどんなおばあちゃんになってるんだろう?
とか考えちゃいます(^^)
日本に生まれて、
となりのトトロをたくさんの人が世代を超えて観ているということが、とってもうれしいです。
私が大学生の頃に出会った小学生たちも、となりのトトロが大好きでした。
田園風景を見て、
「猫バス見えるんちゃうん」
って言ってた子たちも、もういい年だよね。
日本にはトトロがいる、まっくろくろすけも猫バスもいる!
「となりのトトロ」
ずっとずっと世代を超えて好かれる映画であってほしいなと思います。
私が小学生の時に、父が、まっくろくろすけのぬいぐるみを買ってきてくれたことがありました。
実はその時、(トトロの方が良かった)なんて思っていたのですが、
なんだか捨てずにずっと持っていました。
それを、映画でちょうどメイちゃんが2階でまっくろくろすけを捕まえて降りてきてるところを観ている娘に、
手のひらから バッ っと出して見せてみました!!
そしたら、心底びっくりしたような顔をして、後ろにのけぞりました!
第一声は「こわい!」
めっちゃ笑っちゃいました(^^)
じいじ、ありがとう、孫がめっちゃ喜んで今遊んでるよ!!
テニスボールほどのぬいぐるみだけれど、
娘が持つと、実物大って感じがして、また新鮮でした(^^)
私が持つと、なんだかちょっとイメージより小さい気がしていたんですが、やっぱりそういうことなんですね☆
まっくろくろすけなんて何にも怖くないと思うけれど、
小さい子どもにとってはちょっと怖いらしく、
夜早く寝ないと、まっくろくろすけが仲間を呼んでくるよ。
なんて言ったら、またちょっと怖がって、早く寝てくれました(^^)
またしばらくは「となりのトトロ」が続きます
(^^;)
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