


なんだか懐かしい写真ですが、
昔ながらの日本食を食べていれば、こんなに力が強かったそうです。
ドイツ人医師(ベルツ)が驚いた話として記録があります。
(1876年)当時、東京など市中の乗り物は人力車がほとんどでした。
ベルツは車夫の強靭な体力に大層感嘆しました。
医学的関心から、体力を測定したく、行ったのが、
「車夫と馬との競争」でした。
東京から日光まで約150キロの道のりを、
◆馬は6回乗り換えて14時間かかりました。
◆車夫は、人間一人を乗せて走りとおし、馬より遅れる事30分で到着。
「いったい何を食べてこれほどのパワーを発揮したのか?」
といえば、
「玄米の握り飯、味噌大根の千切り、
たくあん」だけ
その後、ベルツは、「我が国で食べている良質の肉食を食べさせたら、とてつもなくパワーがでるはず!」
と思い、車夫を雇い、肉を食べさせたところ、3日後には思うように走れなくなり、「元の食事にかえさせてください」と、車夫が懇願することになった。というお話は、とても有名です。
日本人は、日本食を食べ続けていたら、現代病と言われるような病気は起こらなかったような気がします。
でも、美味しい食べ物はたくさんあるし、
誘惑に、ご褒美に、理由をつけて美味しいものを食べていますが、
あの頃の車夫のように、体調を維持できる方が良いと判断できたなら、日本人はもう少し健康だったのかもしれないと思わずにいられません。
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